マンション屋上防水工事(鉄筋コンクリート造・陸屋根)
1.ビフォー ⇒ アフター
RC造陸屋根マンションの屋上防水工事の事例です。
改質アスファルトシート防水(AS-T2・トーチ工法)で施工を行いました。
2.改質アスファルトシート防水工事の流れ
【既設防水シートの撤去】
まずは既設の防水シートを撤去します。
現状でも雨漏りは発生していませんが、施工から15年以上が経過しており劣化が見られます。
【防水層下地の清掃(ケレン)】
防水層の下地となるコンクリートに付着している異物などを手作業で取り除いていきます。
【プライマー塗り】
下地を高圧水で洗浄した後、十分に乾燥してからプライマーと呼ばれる下塗り材を塗ります。
【排水口まわり(改修ドレン取付け)】
排水口まわりの工事の様子です。
防水改修工事では、写真のように排水管とシートが一体になった「改修用ドレン」を取付けます。
【庇端部の増張りシート張付け】
庇の先端部分に増張り用シートを張付けます。
シート裏面および下地をトーチバーナーであぶり、改質アスファルトを溶融させながら密着していきます。
【庇部の改質アスファルトシート上張り】
前の工程で張付けた増張りシートの上に、改質アスファルトシートを張付けます。
【平場の改質アスファルトシート張付け】
シートは十分な重ね幅(縦横とも100mm以上)をとりながら、トーチバーナーでシート裏面および下地を均一にあぶりながら、たるみやしわなどが出来ないように広げて密着させます。
シートを張り終わったらシート端部にアスファルトコーチングという材料をヘラ塗りします。
【立上り末端部の押え金物取付け】
立上りのシート末端部分を押え金物でしっかりと固定します。
【立上り末端部のシール材充填】
押え金物の端部やビス頭にシーリング材を充填します。
【仕上げ塗料塗り】
仕上げに防水層の保護と化粧を兼ねて、防水保護塗料を塗ります。
【工事完了後】
マンション屋上の防水工事が完了しました。