のっけから堅い話で恐縮ですが・・・。
ここ1ヶ月程の間に地球温暖化対策(省エネルギー化)について大きな動きがありました。
そして、この動きはこれからますます加速していきそうです。
世界では、12月12日にCOP21において「パリ協定」が採択されましたね。世界共通の2℃目標達成に向けて、私たち昭和住宅も(微力ながら)貢献できると考えています。
国内では、11月26日に安倍総理の「・・・住宅の省エネを推進してまいります。・・・2020年までに、新築戸建の過半数をネット・ゼロ・エネルギー・ハウス化するとともに、省エネ・リフォームを倍増させてまいります。・・・」という発言がありました。
そして、12月17日には経済産業省資源エネルギー庁から「ZEHロードマップ」が発表され、ZEH(Net Zero Energy House=ゼロ・エネルギー住宅)の基準が公表されました。2016年3月末までに「ZEHの定義・目標の確立」をすることになっています。
さて、そのようなタイムリーな時期(?)に年明けから「ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)+長期優良住宅(耐震等級3)+梁現し省令準耐火構造」という、何とも欲張りな仕様の家づくりに着工します!(国交省・地域型住宅グリーン化事業の高度省エネ型・ゼロ・エネルギー住宅の採択を受けています。)
昭和住宅は、いちはやく2012年(平成24年)から継続してゼロ・エネルギー住宅(ZEH)に取り組んできました。そして、この4年間で着実にノウハウを蓄積、仕様をブラッシュアップしてきました。(これに関してはちょっとした自信があります。)
そんなZEH建築現場の様子をこれからブログにアップしていく予定ですのでお楽しみに!
さきほどの「ZEHロードマップ」で公表されたZEH基準は①~③のような内容です。
①一般住宅(H25省エネ基準)より断熱性能を20~30%アップ(大牟田市の場合 UA=0.6W/m2K以下)
②省エネ型のエアコン、給湯機、LED照明などを導入してエネルギー消費量を削減(太陽光発電システムを計算に入れないで20%以上削減)
③太陽光発電システムで創るエネルギー ≧ 家の中で消費するエネルギー
ちなみに、このZEH基準の計算には、「我慢の省エネ」は含まれていません。(当たり前ですね!)
つまり、家族みんなが快適な生活を送りながら省エネになる家ということなんですね。
年明けから着工するこちらの住宅でも、もちろん①~③のZEH基準を楽々クリアしています!
まあ、文章で書いても分かりにくいですね・・・。
イメージ的には上のグラフのような感じです。
あと、ZEHとはまったく別の話ですが・・・、梁現し(室内に木を見せる仕上げ)でありながら火災保険料がググッとお安くなる「省令準耐火構造」というのも要チェックのポイントなのですが、それはまた別の機会に。(やっぱり部屋の中に木が見える仕上げがいいですよね!)
それでは、また。
投稿者:圓佛 明