11月1日から「太陽光発電の新たな買取制度」がスタートするなど、住宅用太陽光発電システムが最近注目を集めていますね。
その太陽光発電ですが、設置工事のときに交付される国の補助金枠がいっぱいになってきていて、今月末ころには締め切られるのではないかと心配されていましたが、昨日(11月10日)、J-PEC(補助事業の事務機関)が補助金の募集期間を延長すると発表しました。
そもそも平成21年度の補助金は84,000件程度分を予定されていました。
下のグラフをご覧ください。現在までの国の補助金の申請受理件数です。
補助金の月ごとの受付件数は4月の2,989件から徐々に増えてきて10月は単月で14,825件にも上っています。
11月10日現在で累計72,238件の申請が受理されており、残りの枠もあと僅かとなっていました。
そこに昨日の補助金受付延長が発表されたわけです。
J-PECのホームページによると、今年4月1日から募集してきた「平成21年度住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」が当初予定していた補助金額の枠を超えた時点で新規の「住宅用太陽光発電導入支援対策費基金造成事業費補助金」に移行する予定で、現在その準備中であり、近日中に手続が完了するとのことです。
これで平成22年1月29日までとされていた補助金の募集期間が今年度末の平成22年3月31日まで延長されることになります。
ともかく今年度の補助事業が年度末まで延長されてひと安心です。
太陽光発電の新たな買取制度が始まったばかりですので。
(以前のブログ記事はこちらです⇒「ソーラータウンミーティングin九州(太陽光発電の新たな買取制度説明会)」)
ここで平成21年11月10日現在の、国・県・市の住宅用太陽光発電システム設置に係る補助金制度をまとめてみようと思います。
○国(J-PEC):7万円/kW(最大出力が10kW未満)
○福岡県:現在のところ補助金制度はありません
○大牟田市:3万円/kW(補助金の上限額は12万円)
○筑後市:残念ながら平成21年度の受付終了です
○熊本県:3.5万円/kW(最大出力が10kW未満)
○玉名市:5万円/kW(補助金の上限額は20万円)
○南関町:3.5万円/kW(補助金の上限額は10.5万円)
補助金の額を実際に計算してみます。
例えば、大牟田市内に3.5kWの太陽光発電システムを設置する場合、
国の補助金 7万円/kW×3.5kW=24.5万円
大牟田市の補助金 3万円/kW×3.5kW=10.5万円
合計で、24.5万円+10.5万円=35万円 の補助金を受けられることになります。
3.5kWのシステムの場合、導入費用を200万円としますと、約17%は補助金で賄える計算です。
(システムの導入費用は屋根の形状など現場条件により増減します。あくまで目安ということで。)
さらに家庭の中で使いきれず余った電力は、九州電力が48円/kWhで10年間買い取ってくれます。
(設置する年が後になるほど買取価格は48円/kWhから引き下げられ、その価格が10年間継続されます)
最後にちょっとだけ宣伝をば。
昭和住宅では現地調査、工事計画立案からお見積のご提示まですべて無料で行っております。
もちろん工事ご契約後の補助金申請代行、九州電力への系統連系手続き代行なども無料です。
ちなみに工事着手までに、国や市などによる補助金申請書類の審査期間や電力会社との系統連系手続きなど、少々時間を要しますので、太陽光発電システムの設置をご検討中の方は、お早めにご相談ください。
近々、太陽光発電システム設置工事の施工状況などをこのブログでレポートする予定ですので、どうぞお楽しみに。
投稿者:圓佛 明