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住宅用火災警報器で火災死が3割減 ~北海道の事例~

突然ですが、住宅用火災警報器の設置はお済みでしょうか?

 

既存住宅について、福岡県内が昨年5月末まで、熊本県内が来年(平成23年)5月末までに設置が義務付けられています。が、住宅用火災警報器の推計普及率(平成21年12月時点)は、消防庁の発表資料によると大牟田市が57.0%みやま市が58.4%と義務化されたにもかかわらず100%には程遠い状況。。。熊本県内は設置期限が来年ということもあり、普及はこれからといったところのようです。

 

「でも、火災警報器をつけて本当に効果があるんだろうか?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、北海道がまとめた調査結果をご紹介いたします。

 

取付けようかまだ迷っている方や、火災警報器なんていらないと思っている方、ぜひお読み下さい!

 

 

北海道のまとめによりますと、道内で昨年発生した住宅火災による死者は、火災警報器の設置が義務化された2006年から約3割減少したことが分かったそうです。「逃げ遅れによる死者が減っており、普及の効果が出ている」とのことです。

 

ちなみに昨年の北海道内の火災発生件数は847件と前年比2%の微減でしたが、65歳以上の高齢者の死者が前年比41%の大幅減となったそうです。

 

(北海道新聞の記事より引用致しました。詳しくはこちらからご覧下さい)

 

火災警報器の効果は大きいということが言えそうですね。

火災の発生をいちはやく察知するため、既存の住宅にも必ず火災警報器を設置しましょう!

 

 

 

昭和住宅でも、昨年度は既存の戸建住宅約30戸に火災警報器を設置させて頂きました。(新築は平成18年に義務化されており、全棟に設置しています)

 

ここで火災警報器の取付けの手順をご紹介しようと思います。

①取付け位置の確認

 

まずは取付け位置の確認から。

 

天井に取り付ける場合は壁面から60cm以上離します。

エアコンがある場合は吹き出し口から1.5m以上離します。


                

②ベースの取付け

 

次に天井面に火災警報器のベースプレートをビスで固定します。受けがある場所を確認してからビス留めします。


               

③火災警報器本体の取付け

 

②で天井に固定したベースに、火災警報器本体を取り付けます。ベースにあててクルリと回すと固定されます。

 

反対側に回すと外れるようになっています。


               

④作動テスト

 

最後にテスト用のボタンを押して、警告音が鳴ることを確認して作業完了です。

 

作業の所要時間は、1ヶ所当り5~10分程度です。

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも壁掛け式などいろいろな機種がホームセンター等で販売されています。

ご購入の際は、「NSマーク」(左のマークです)がついていることをご確認ください。

 

設置する部屋や取付け位置などは、昭和住宅ウェブサイトの過去の記事「大牟田市、みやま市、荒尾市などの住宅用火災警報器の設置について」をご参照下さい。

 

 

 

また、弊社でも火災警報器の取付けを承っておりますので、ご自身で設置するのが難しいという方など、遠慮なく弊社スタッフまでご相談ください。

 

 

 

投稿者:圓佛 明

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