みやま市高田町の現場のレポートです。現場では基礎が完成した後、基礎の立上り部分に土台を敷いていきます。
そこで今日は、基礎コンクリートと土台の間に施工する「基礎パッキン」についてお話しようと思います。左の写真で、基礎の上にのっている黒い部材が基礎パッキンです。
床下の湿った空気を外に出して新鮮な空気をとりいれるために、基礎パッキンを全周に敷き並べます。左の写真では全部同じものに見えますが、じつは部位によって種類を使い分けているんですよ。
まずは一般部に使う基礎パッキンです。
開口部分から空気が出入りできるようになっています。
ほとんどの部位は、このタイプを敷きます。
もうひとつのタイプがこれで、「気密基礎パッキン」といいます。黒い部分が全部塞がっていて開口部分がないのが写真でお分かりいただけるでしょうか。
玄関などの土間床部分と浴室まわり(左の写真は浴室です)はこのタイプを使います。
さらに浴室まわりは基礎の内側に断熱材を貼って、基礎点検口(写真の右のほうの基礎が開いている部分)を断熱材で塞ぎます。(いざ浴室の点検が必要なときは、断熱材を取り除いて浴室下に入られます)
こうすることで浴室の床下に冷たい空気が流れ込まず、冬のお風呂場の寒さをやわらげることができます。
工事が終わった後では見えなくなる部分ですが大切なポイントです☆
投稿者:圓佛 明