ルーフバルコニーの防水工事
1.ビフォー ⇒ アフター
既存建物のルーフバルコニー防水改修工事の事例です。
工法はウレタン系塗膜防水工法(X-1工法)により施工しました。
2.防水工事の流れ(ウレタン系塗膜防水工法)
【着工前】
工事にとりかかる前の全景です。
既存の防水塗膜はかなり劣化が進行しています。
【高圧水洗浄】
高圧水を使って汚れや異物などを洗い流します。
【床目地のプライマー塗布】
床の目地部分にプライマー(下塗材、接着剤)を塗ります。
【床目地のシーリング】
目地にプライマーを塗ったら、次はシーリング材を充填します。
【立上り・平場のプライマー塗布】
立上りと平場の部分にプライマーを塗ります。
写真は立上り部分を塗り終えて、平場にプライマーを塗っているところです。
【通気緩衝シート張り】
次に通気緩衝シートを敷きます。
このシートには、下地から出てくる湿気を脱気筒(←次の写真に写っています)に導いて外部に放出させる「通気」の機能があり、水分による防水層の膨れを防ぎいでいます。
また、下地面と防水塗膜層を密着させずに「緩衝」する役割もあります。
【通気緩衝シート張り完了】
通気緩衝シートの張り込みが完了しました。
写真奥のほうに見えているのが防水層内部の湿気を抜くための脱気筒です。
【立上りの補強布張り】
立上り部分には防水層の補強のため、補強布(ガラスクロス)を張り付けます。
【立上りの防水材塗り・1層目】
立上り部分に1層目の防水材(ウレタン系防水材)を塗っているところです。
立上り、平場部分ともに防水材を全部で3回塗ります。
【立上りの防水材塗り・2層目】
立上りの2層目の作業状況です。
【平場の防水材塗り・1層目】
平場に1層目の防水材を塗っているところです。
【立上りの防水材塗り・3層目】
立上りの3層目の作業状況です。
【平場の防水材塗り・2層目】
平場の2層目の作業状況です。
【平場の仕上げ塗料塗り・3層目】
最後に仕上げ塗りとして、防水保護塗料を塗布します。
【工事完了後】
防水工事が完了しました。
3.パラペット部分の防水工事
【下塗り】
立上りの上部の防水工事の流れをご紹介します。
まず、シーラーと呼ばれる下塗り材を塗ります。
【弾性主材・基層塗り】
次にローラーを使って主材(防水型複層塗材E)を塗ります。
【弾性主材・模様塗り】
さらに主材をもう1層塗っていきます。
【上塗り・1回目】
上塗材(ポリウレタン樹脂塗料)を塗っているところです。
【上塗り・2回目】
2回目の上塗り作業の状況です。
【工事完了後】
パラペット部分の防水塗層が終わり、工事完了です。