毎度のことながら・・・、ここ最近ブログ更新が滞っておりましたが、久しぶりに今日は大牟田の新築現場の様子をお伝えします。
さて、この天井からブラリと垂れ下がっている管のようなものは何だと思いますか?
じつはこれ、室内の換気をするために空気を送るダクトなんです。
このダクトをたどっていくと、天井に埋め込まれた器具につながっています。この器具は「全熱交換型換気システム」と呼ばれるもので、名前のとおり換気と熱交換を行います。
例えば、冬の寒い日に、一般的な換気扇で排気をしながら、冷たい外気を室内に取り入れると、当然室内の気温は下がってしまいます。
ところが、この全熱交換型換気システムでは、室内から排気される暖かい空気と室外から入ってくる冷たい空気との間で熱交換を行い、室内の温度低下を抑えてくれるというスグレものなのです。
さっきのダクトに話を戻しますと、断面はこのように発砲スチロールのようなもの(=断熱材)で包まれています。
これは、断熱ダクトといって、空気を送っている途中の温度変化を抑えたり、配管内の結露を防止することができます。
次は天井部分です。
天井パネルをとめ付けて、目地には気密テープが貼られています。
天井パネルの断面はこのようになっています。
室内側から見えている面には板が貼ってあり、その上に断熱材(A種硬質ウレタンフォーム2種2号)があり、小屋裏側には特殊防湿紙という断面構成になっています。
断熱材は見た目以上に硬いです。なんせ名称が硬質・・・ですから。
最後に外部の様子を少しだけ。
サッシが入り、外壁材も貼り終わって、軒天井を塗装しているところです。
外壁は左官塗り壁仕上げとなる予定です。
どのように仕上がっていくのかお楽しみに!
投稿者:圓佛 明