いよいよ今日から師走。なんとなく慌ただしい気分になってきますね。
さて、今回は三池カルタ・歴史資料館の企画展『Alice~英国文学とトランプ~』をご紹介します。
今年は『不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)』の作者ルイス・キャロルの生誕180年ということで企画展が開催されているそうです。
『不思議の国のアリス』、誰もが知っている有名な物語ですが、原作を読んだことはないという方も多いのではないでしょうか。。。
私もそうでした。
が、今年の夏、ちょうどロンドン・オリンピックの頃いくつか英国文学を読んでみた(笑)うちの一つが『不思議の国のアリス』でした。
そんな訳でちょっと興味があったので見に行ってみました。
展示品の撮影は御法度!でしたので出入口の写真です。
『不思議の国のアリス』はオックスフォード大学の数学講師をしていたルイス・キャロルが学寮長リドル博士の3人の幼い娘たち(ロリーナ、イーディスそしてアリス)を半日がかりのボート遊びに連れ出したときに、ボートを漕ぎながら即興で語られた話だそうです。
このときの話をイラストつきの手書きの本にしてアリスにプレゼントしたのが『地下の国のアリス』で、後にジョン・テニエルの挿絵を挿入し、物語を書き直して出版したのが『不思議の国のアリス』だそうです。
この手書きの『地下の国のアリス』の複製が展示されていました。(写真が撮れなくて残念・・・)
ジョン・テニエルが描いた挿絵のカードなども展示されていました。私が買った文庫本もジョン・テニエルの挿絵が使われているのですが表紙以外の挿絵は白黒でしたので、カラーのイラストは新鮮でした。
他にも英国文学を紹介するコーナーがあってシェイクスピアの『リチャードⅢ世』、『真夏の夜の夢』、『マクベス』などの場面を描いたカードが展示されていました。(上の写真は展示物ではなく、私の文庫本です。文章ばっかりになってきたので・・・)
たとえばマクベスの一場面。
マクベスの前に現れて不吉な予言を繰り返す3人の魔女が、釜の中にいろんなものを入れてグツグツ煮込んでいる不気味なシーンのカードなど。
この企画展は2012年12月9日までとのこと。
他にも大牟田の歴史が学べる常設の展示などがあってなかなか興味深かったです。
観覧は無料ですので、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
投稿者:圓佛 明