4月15日に2013年のピュリッツァー賞の受賞者が発表されていたようです。
ちょうど最近読み終わった本が、1998年にピュリッツァー賞(ノンフィクション部門)を受賞したジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」でしたので、この本について書こうと思います。
ジャレド・ダイアモンドさんを知ったのは、「ほぼ日刊イトイ新聞」にジャレド・ダイアモンド×糸井重里の対談が掲載されたのを読んだのがきっかけでした。(この対談はFacebookで知りました)
この対談を読んで、まずはじめに読もうと決めたのが彼の代表作「銃・病原菌・鉄」でした。
この本は1972年にヤリという名のニューギニア人がダイアモンドさんにこう尋ねたことからはじまります。
「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」
この問いから次のように話は展開していきます。
現代世界において、なぜユーラシア大陸系の民族(ヨーロッパや東アジアの民族)が世界の富と権力を支配しているのか?なぜ他の形で分配されなかったのか?
この問いかけに対する”直接の要因”が本のタイトルにもなっている「銃・病原菌・鉄」でした。
しかし、この本の最も興味深いところは、”直接の要因”を持つようになったのが、アメリカ先住民やアボリジニではなく、なぜヨーロッパ人だったのか、その”究極の要因”を探求していくところにあります。
正直、私、これまで人類の歴史についてあまり興味を持っていたわけではありませんでした。
が、この本は本当に興味深く、そして面白かったです。
上下巻あわせて約800ページ。一気に読んでしまいました。
オススメです。
で、いま読んでいるのがこれです。
同じくジャレド・ダイアモンドの「文明崩壊」。
完全にはまってます。
そして、またしばらく楽しめそうです。
それでは、また。
投稿者:圓佛 明